つくみず著「シメジシミュレーション」1巻内に散りばめられている小ネタや引用ネタを、いくつか調べてみたり、考えてみたりしてみた。
・ポタポタミヤ文明(1話・11P)
謎の単語。
おそらくは架空のバンド名かと思われる。
・西よもぎ高校(1話・12P)
電柱の案内板に記載。
2話17Pの生徒手帳にもそれらしい文字が読み取れるため、しじま達の通う高校の名前かと思われる。
・柱(1話・13P)
元ネタは、コンスタンティン・ブランクーシの彫刻作品「無限柱」だろうか。
つくみず氏は過去にも、ブランクーシの作品を引用したイラスト↓を上げている。
https://twitter.com/tkmiz/status/1012720693883035649
・オシロスコープ(4話・45P)
電気信号の波形を表示する装置。
近年では、小型軽量かつ持ち運びに便利なハンドルが付いているタイプもある。
あやかが持ち歩いていたのはブラウン管式のそれなりに古い型のもので、めっちゃ重い。
・Am(4話・45P)
エーマイナー。和音。
これを多用した楽曲は、暗く悲しい雰囲気になる(主観)
・レストランヘブン(5話・54〜55P)
ドリンクバー(のみ放題)のあるファミレス。
どことなく、ル・コルビュジェの建築作品に似ている。
・ミネストローネ(6話・69P)
イタリアのスープ料理。
トマトが入ってなくてもミネストローネと呼ばれることがある。
・S=ぬkc^3/4hG(6話・72P)
しじま姉の脳内にある数式。
ベッケンシュタイン・ホーキングの公式
S[bh] = Akc^3/4hG
が元ネタかと思われる。
ブラックホールのエントロピーに関わる数式、らしいです。
わけがわからないよ。
・トマソン(7話・79P)
正式名称は「超芸術トマソン」。
不動産に付属し、まるで展示するかのように美しく保存されている無用の長物。
要するに、何の役に立っているのかよくわからない代物のこと。
作中ほどではないにせよ、電柱のみが独立して存在している物件(純粋電柱)も、現実に報告されている。
(参考)
・黒い石(8話・90P)
元ネタはリチャード・セラの彫刻作品か。
余談だが、少女終末旅行の19話「記憶」に出てくる黒い壁も、リチャード・セラの作品からイメージを受けたものだという(本人のインタビュー記事より)
・リンゴの部屋(10話・115P)
引用元はルネ・マグリットの絵画「リスニング・ルーム」
とりあえずはこのあたりまで。